低平地研究会について

  • 『低平地(ていへいち)』とは

    「勾配が緩く、海や河川の周辺かつ水位環境の影響を受けやすい場所」と定義されます。近年では気候変動の影響により、人間活動が集中する低平地域の危機が大きくクローズアップされています。

  • 『低平地研究会』の発足

    1991年(平成3年)佐賀大学低平地防災センターが設立され、基礎研究、応用研究、産業学海(外)共同研究などを推進するとともに、 国際セミナーや公開講座なども積極的に開催されました。 一方、九州北部学術研究都市整備構想の佐賀地域整備計画(案)では、 低平地研究が地域の特色ある重要研究テーマとして取り上げられるなど、 低平地問題に対する内外の関心が高まり、低平地研究の重要性が広く認識されつつあります。 このような状況に鑑み、低平地研究、低平地に関する情報交換、並びにその支援を図り、 地域の振興に寄与することを目的として、低平地研究会(任意団体)が1993年(平成5年)11月に発足されました。

  • 『低平地研究会』の目的

    『低平地研究会』は、企業や行政、大学によって組織された研究・活動機関です。時事のみならず、将来的な問題に柔軟に対応することを目的として5つの分野の専門部会と低平地の防災に特化した特別部会を設置し、部会を横断した幅広い活動が行える体制をとっております。

  •  『低平地』に関わる課題について、広く情報発信を行うとともに、産官学連携による活動、次世代をも見据えた学生との交流を行っております。

    (1)地域や会員が抱える課題を産官学連携のもと一緒に考えます。
    (2)低平地に関する学術研究を支援します。
    (3)低平地に関する講演会などを開催し、広く情報を発信します。
    (4)会員向けのセミナーなどを開催し、継続的な技術者教育を行います。
    (5)その他、研究会の目的の達成に必要な事業を行います。

  • 『低平地研究会』の活動

    東日本大震災・北部九州豪雨など、想定外の自然災害に対する対応がより複雑化・高度化しています。このような社会情勢を踏まえ、低平地研究会では平成27年度から『基盤整備』、『都市空間』、『環境』、『地域創生』、『歴史・文化』という5つの専門部会を編成、また、令和元年佐賀豪雨など相次ぐ低平地の災害発生に伴い、『低平地防災特別部会』を新たに編成し、自然災害をはじめ、広く低平地を軸とする地域課題の解決に向け、活動を行っております。
     ほかにも、学術研究を支援する「低平地研究」の発刊、ニューズレターの発行、会員の皆様の各研究会活動への参加などを通じ、幅広く情報発信を行っています。企業・行政、および大学の連携により、地域や会員が抱える課題を一緒に考えて行きます。

  • 低平地研究会 特別会員(関連リンク)
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